かゆいカンジタ症を出産までに治療しておかないとこわい理由
2015年10月4日日曜日
かゆい……
と、先生に訴えた結果、カンジタ症であることがわかりました。順調だった妊婦生活だったのですが、ここへきて軽いカンジタの菌が見られたのです。洗浄と共にお薬を入れてもらい、軟膏をお持ち帰り……。
ここ最近の、かゆい原因はカンジタ症だったのでした。
さて、このカンジタ症の症状とはどんなものなのか?
カンジタ症の症状
カンジタ症の典型的な症状として、「激しいかゆみ」が上げられます。そして白いカッテチーズのような、ぼろぼろとした「おりもの」や黄色味を帯びたプツプツとした「おりもの」が見られます。また、強いかゆみにより外陰部を掻いてしまうことで傷を付けてしまったり赤く腫れてしまうことも……カンジタ症の原因
ガンジダ菌というカビの一種が膣内で異常増殖し、炎症を起こします。さて、カンジタ症は性感染症のひとつとされています。しかし、感染経路はさまざまでカンジタ菌を持ってる人との交渉だけとは限りません。そもそも、ガンジダ菌は健康な人の体内にもいる「常在菌」なので膣内だけでなく、皮膚や口腔、肺、腸など、どこにでもいる・誰もが持ってる菌なのです。
では、感染にはどのような要因が挙げられるのか?
・疲れている
・病気になって抵抗力が弱まっている
・妊娠などでホルモンバランスが崩れた
・風邪で抗生物質を長期間服用し、膣内の善玉菌が死滅してしまった
・ビデなどで膣内を洗いすぎて自浄作用が低下
などなど……。
どうしても性行為がいちばんに取りざたされる印象が強いのですが、上記のような体の変化により、カンジタ菌が増殖して炎症を起こすのです。
悪化すると、大陰部の皮膚全体が硬く、赤くぼってりと腫れた感じになってしまいます。
妊娠中はカンジタ症になりやすい人が特に多く、約20%ほどの人が感染するそうです。
でも、治療は簡単で軟膏と膣錠で2週間程度で完治します。と、カンジタ症が発症してもそれほど大きな問題ではない感じはしますが、妊娠中の女性には、ひとつ知っておきたい知識があります。
それは、妊婦にとってのカンジタ症のこわさです。
カンジタ症が治癒しないまま出産になってしまうと、赤ちゃんが産道を通って来た時にカンジタ菌に感染してしまうのです。
カンジタ菌に感染してしまった赤ちゃんは皮膚が炎症を起こし、かぶれてしまいます。最悪の場合、失明もありうると聞いた事があります。
ポピュラーで、誰でも持ってる菌。でも甘く見ていると怖い「カンジタ症」
出産前までにしっかり治したい病気ですね。
予防策としては、基本的には清潔を保つ事が一番です。外陰部はおりものや尿、汗などの分泌物が付着しやすく、また肛門との距離も近いので汚れやすい部位です。
常に清潔を心がけたいところですが、洗いすぎても自浄作用が低下してマイナスになってしまう事も……。
神経質になりすぎず、かといってズボラにもなりすぎず、お風呂で洗う・おりもので下着が汚れたら替えるなどで清潔を保つようにしましょう。
ガンジダを始め、多くの性感染症は自覚症状が出にくいのも特徴のひとつです。
判明したらすぐに病院で治療したいものですね。
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