お彼岸は実母の墓参りよりも義実家のお墓にいくのが嫁の立場
2015年9月24日木曜日
お彼岸の墓参りを終えた。
そう言えば、8月のお盆と9月のお彼岸の間隔が短く感じる。どっちかで墓参りに行けばいいなと思っていても、なぜだか両日に墓参りに行くあたしはご先祖孝行なお人だな?なーんて、バカなこと言ってないで…お彼岸に大型連休だったから、近所のスーパーでも仏花がジャンジャン売られていて、お彼岸モード全開だったような連休だった。
お墓参りというとご先祖様のことを思い浮かべるのがポピュラーかもしれないが、あたしの場合、実母が若くに他界しているので、自分にとってのご先祖様とは身近な存在の人となっている。
つまり、遠い血縁の曾祖父母や高祖父母ならご先祖様の言葉通り、ピッタリくるのだけれど、実の母となれば存在が短すぎて正直ピンとこない。
まあ…こういう内容を考え出すと、ご先祖様うんぬんよりも悲しみの方が勝ってしまって、ついついナーバスになってしまうのだ。
ところで、あたしの祖父母も母親もそれぞれ別のお墓であることと、私が出身地からはほど遠い土地に住んでいるものだから、なかなか地元へのお参りはせいぜい年に一回が限度となり、しょっちゅう参っているのは、嫁ぎ先の自分はまったく知らない、義実家のお墓なのであります。
でも、です。
やはり、そこに入っている人がどうであれ、やはり、拝みに行くのです。
あたしは「嫁」だから、「ここが○○家の墓だよ」と言われれば「そうですか」と行くしかないし、ぶっちゃけ……旦那のご先祖様までを敬おうという気持ちは案外、希薄なものだから。それでいて、嫁の実家帰りや墓参りは基本的に後回し。
そうはいっても、これを嫁と旦那の差だとこましゃくれても仕方がないんだよな。
嫁という立場は、やっぱりこんなものなのかなとも思う。
ある意味、ご先祖様の優位でさえ、旦那の実家の方が勝つような?もちろん、勝つも負けるもないのだけれど、限られた時間の中でお彼岸の墓参りをするとなると嫁側か旦那側か選択が必要なこともあるし……
結局、旦那の実家優位の方程式は古典的だけれど一般的であるようにも感じている。
結論、このお彼岸の墓参りも義実家の祖先を拝むことでおわった。
でも、季節が変わるまでには母のお墓に手を合わせに行こうと思っている。スポンサーリンク