妊娠したいのにしない悩みと初孫を催促する義実家
2015年8月4日火曜日
「結婚2年目で妊娠した彼女の妊活体験は大変だったとのこと…」じつは、産婦人科でちょっとした友達ができたのだ。
とは言え、たまたま隣に居合わせてただなんとなく波長が合っておなかの赤ちゃんのことについて互いにしゃべり合ったって流れなのだが――。
で、当然ながら相手も妊婦さん。
出産予定日もあたしと同じぐらいだが、年齢はあたしより一段低くて20代の女性。
その彼女がふと漏らした言葉が、結婚二年目の妊活が大変苦労したとの話。
それではいったい、何がつらかったというのか?
それは義母さんからのプレッシャーだったそう。
「初孫が楽しみー!」
「まだ? 赤ちゃん」
「赤ちゃん早くつくってねー」
義母さん以上に彼女は赤ちゃんが欲しいと思っているのに、悪意が無いとは言えども義母さんの妊娠催促は彼女には相当なプレッシャーだったそう。
言われなくたって、赤ちゃんが欲しいと思っている。早く妊娠したいと思っている。男の子とか女の子とか‥‥もうどちらでもいい、産み分け方法も研究したし、排卵日には神経をとがらしていた。
本来の夫婦の愛情としてではなく率直に妊娠したいためだけの義務的な行為を排卵日に狙い澄ました経緯もある。
とにかく妊娠したい、赤ちゃんが欲しい。なのに毎回、妊娠に失敗する結果に終わったそう……。
辛かったろうな…義務感を負わされた妊活なんて……。
いとこが赤ちゃんを連れてきたなら、親族に呼ばれて「――ちゃんも早くね」なんて言われると強く落ち込んだそうだ。
ただ、彼女の旦那さんが味方になってくれたそうです。
「おいおい、赤ん坊を授かるには個人差があるんだし、俺たちはまだまだなんだから」と、親族との間に入ってくれた旦那さんには感謝しているそうです。
結果的には22歳で結婚、24歳で妊娠した彼女。
客観的に見れば〝若くで妊娠できてるんだし妊活に苦労したとは言えないのでは?〟となりそうなもんだが、やっぱり義実家からのプレッシャーはかなりストレスじゃなかったかな?あたしはそう思う。
あたしの場合は、結婚してすぐに妊娠したので不妊の悩みはわからない。
その代わり、婚活に苦労した記憶はある。
たしかに今の世の中、30過ぎて結婚しない人はざらにいる。でも、あたしの場合、妊活で苦しんだという彼女と同様、親や親戚から、また、すでに結婚した友達から「まだ結婚しないの?」「はやく、花嫁姿が見たいよ。」「次は、あたしの番だね(出席した披露宴で)」などなど、超直球の発言にずいぶんと悩んだものだった。
29歳のときには旦那と交際していたんだけれど、まだ彼は23歳だったし、教員採用試験も合格していなかったし、もうすぐ30代になろうかという自分はゴール済みの友人と比較して、なにやってんだ?状態。
その頃、あたしに追い討ちをかけるように、8組から結婚式に招待され、独身なうえに寿貧乏かよっって感じで見られてた気がする。
――人の幸せを素直に喜べない自分がいた。
不妊も、きっと、想像するに、友達の妊娠がわかったらブルーになり、そこでブルーになった自分にまたブルーになったりするんじゃないかと思うし、ほんと、女って理不尽な言動に傷つけられる生き物だなあって、腹が立ちますよ!
余談だが、あたしの友人はこんなことを言っていた。
義実家って……
「二人産むまではずっと言われる」そうだ。
「一人っ子はかわいそうよー、もうひとり生まないと」ってね。
あーあ…こういうのを外野からのヤジって言うんだろうなあ……。
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