コンパの席ではプロフィールがつい大袈裟になりがちだね
2015年6月15日月曜日
今は専業主婦だけど、結婚する前までは、とあるメーカーのパブリケーション部門でマニュアルを作成していた。平たくいうと、製品マニュアルの英語版と日本語版を作っていたのだ。
で、あたしは英語版のマニュアルを作成するチームに在籍していた。
念のため、あたしは翻訳者ではありませんよ。
チームには翻訳者はごろごろ居たけど、あたしの役目はメンバーのスケジュールを管理したり校正チェックをしたり・・・・・・つまり使いっ走りですね。
ちなみに、使いっ走りだったあたしの英語レベルはと言うと英語検定は準1級。TOEICは880。それに対して翻訳者スタッフは英検1級でTOEICは少なくても900以上。満点で990。
さて、あたしは旦那と結婚する以前、チームの同僚たちとしょっちゅうコンパに行ってたんですよ。そこで、何度もハア?!という経験をしてきたので、そのエピソードを1つ。
じゃあ、パブリケーション部門で勤めていた時の話はなんなんだ?となりますが、よくわかんない前置き?ってことで話を進めます。
だいたい・・・コンパでは「どんな仕事してるの?」って質問がお決まりですよね。
すると、一緒に参加してる同僚が出席した男性に言うわけですよ。
「どういう仕事してるの?」
「英語関係の仕事です」
「へー、どんなの?」
「んとね、翻訳」
「えーっ、すごい、翻訳してるんだ?」
「(照れながら)まあね!」
ムムム…
そばで会話のやりとりを聞いているあたしは内心、物申すわけですよ。
「あんた、庶務だよね?ーー庶務だったよね!?しかも、あんた、TOEIC700もないじゃん。いつ、翻訳したよ?えぇ!?」
と、声には出しませんが心の中で声を大にして同僚に突っ込むわけです。
そりゃあ、あたしだって時には超簡単な翻訳させてもらってたよ。
「AをBの上において、ねじを回す」みたいな、短文ね。
でも、それは業務として翻訳してるレベルではなくてね、なのに英語関係の仕事で翻訳が主業だと思わせるような言い方する?
コンパの席では誰しも自分を飾るような心理になりがちですね。
でもね……
これって、コンパでは効果てきめんなんですよ。
英語が堪能だって印象をガツンと食らわすと男の子たちの目はすっかり〝あこがれモード〟
「へー、じゃぁ、海外旅行だって不便ないでしょ?」
「ええ、他国の人とコミュニケーションで困ることなんてありませんねえ」
言うよねえ……
まあ、誰だってストレス抱えながら働いているわけですから、こういうシチュエーションでちょっと背伸びしたり輪に輪を掛けたようなプロフィールを装いながらポッとした時間に浸るぐらい、大目に見るべきなのかな。
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