男子生徒が教師にクッキーを贈ることはカルチャーショックだった
2015年6月10日水曜日
旦那が手作りクッキーを手にして帰宅した。「誰からもらったの?」
聞けば、たまに話を聞く”男子生徒”からだった。
男が男に手作りクッキー?
今の世の中、そういう現象もあるのだろうな…
「嬉しいねえ!いい子じゃんかー。クッキー焼くなんて家庭が荒れてるわけではないのかもね。お菓子をネタにアンタと話がしたかったのかもよ」
「別に嬉しくなんて思わないよ、二回目だしさ。それにおいしくないよ、これ」
「アンタねー、確かにビスケットみたいなクッキーだし、半分に割ったらなんでか中が焦げてる。でもさ気持ちなのよ、気持ち!気持ちが大事なんでしょ?」
「でも、もうちょっとうまくないとねー」
「アンタねえ…せっかく作ってくれたのに、なによ、その言い草!」
「これって、ホットケーキミックス混ぜて焼いただけのやつよ。」
「ちょっとそれ言い過ぎだわ、いいじゃないホットケーキミックスでも」
「そうだね、気持ちは大事だよね、ゴメン」
それはそうと、今時の男子生徒はあたしのデフォルトの印象とはかけ離れている。
考えてみれば、あたしの学生時分に似た行動をする男子生徒が一人でもいただろうか?仮に居たとしても、それが誰かに知れればとんでもない噂になるのは必至だから覚悟を決めて渡すしかなかったんじゃないかな。
それが今はどうよ
個性の時代ってのは理解できるけれど、なんでも開けっぴろげで、型にはまった青春時代を生きてきたあたしには共感できる要素が多くはない気がする。
駅のプラットホームで制服着た女子生徒がモグモグなにか食べてる風景だって、よく考えてみれば自分とは時代差も感覚差もある行為。
それぞれの時代の〝あたりまえ〟にはホントに違いがありすぎるんだよね。
そう考えれば、時代差にもまれて教師業やってる旦那はなんだかんだ言っても奥深い人なんだなあ。
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